2008-12-31

リコーフレックスの具合

手探りで ricohflex 状態確認の大晦日。シャッターチャージはできるけど、シャッターボタンではリリースしない。でもチャージレバーを戻すとシャッター切れる。絞りよし。シャッタースピードそれなりに変わっている。バルブにしてカビ確認するも軽症。小傷はあるが写りにはそんなに影響なさそう。モルトは黒毛糸らしきものが残っている。しかしファインダー暗いなあ。こんなもんなんか。室内ではまずピント合わせるのは無理そう。明日も晴れたらピント確認してみるか。...と思ったら発見。フタのウラからルーペを出すんね。くっきりピントが確認できる。人生は失望と発見の連続やね。それと距離のインジケータがfeet表示やね。輸出用やったんかな。

リコーフレックス

リコーフレックス。たぶんダイヤ。初めての二眼。格安。カビ。意外と重いね。左右のシーソー式レバーでレンズの台座がまるごと繰り出すのがおもろいね。ぜんぜん使い方がわからん。人生わからんことだらけやね。



2008-12-28

penDレンズカビとり

ペンDまずはボディをピカールで磨いてみた。

そしてレンズ。前と後ろから拭いてみたが、どうやらカビは中側。前から攻めることに。銘板をかに目で外して、レンズユニットをカニ目で外す。さらにレンズユニット内のカニ目リングを外して、ユニット内2枚を分離。ガラスクリーナーとエタノールで拭いたら満足いくレベルまでカビは取れた。ついでにバルブにすると後玉の内側面にもアクセスできるので、ここも掃除。

このカメラ前玉回転式ではないので、ピントは調整の必要がない可能性が高い。モルトは何とかサバイブしてる感じなので、フィルム入れてみるかな。おそらくこのカメラは1962年生まれ。つくりがしっかりしていて安心感がある。
ちなみに同時に買った単独露出計も磨いてみたが、あれ?光に反応せんね。さらに分解して診てみる最中にセレンへの配線を断線してもうた、とほほ。これも修理対象になってしまった。いや、そもそもセレン生きとったんかな。どうも買った時の確認の記憶が怪しい。これも100円電卓の太陽電池でいけたりするかな。

2008-12-27

シドニー



生まれてはじめてシドニーという所に行ってきた。たくさんの人が来ていた。土産:Close-Up Lens(PENTAX) S16、アイレット金具、オリンパスPEN-D、露出計。PEN-Dはレンズにカビなれど、シャッターと露出計は動いているもの。クローズアップレンズはPENTAX auto110 用だが、ミノルチナPとレポ用に。この前のS31よりもっと寄れる。

2008-12-26

Electro35MCとElectro35FC

小傷だらけの35MCの前玉。まあこのまま撮ってみるかなあ、と思いながらもレンズ周りのスリバチ状のプラスチックを外して観察していて思いついた。これ、昔直せずに保管してあったElectro35FCのレンズと同じちゃうか?...とFC取り出してみると、やっぱり同じ YASHINON-DX 1:2.8 40mm。こっちも観察するとレンズの固定リングも同じ。FCのほうから外してみるか、とやってみると、レンズの周りのうすいカニ目リングを外すとあっさり前玉が取り出せた。<注意>その外側に3つのプラスネジは緩めないこと。これを緩めるとピント合わせが必要になってしまう。


ところが、MCのほうはリングが非常に硬い。かに目もナメた。しょうがないのでクレ556微量をリングの周りにしみ込ませて一晩浸透を待つ事に。今朝再度思い切り回したらなんと回った。待つもんやね。晴れてレンズ交換完了。ちょっとした充実感。



この写真は交換後のFCにMCの傷だらけのレンズを仮止めしたところ。ちなみにカニメリングも交換しといたのでFC側にナメたボロリングが。MCのほうはCDSを黒いテープで塞いでスローシャッターにしてピント確認したら、なんとなく合ってそうなので、これで1本撮ってみることに。

2008-12-24

Yashica Electro35MC



銀座への遣いのついでに秋葉原へ。期待せずに行ったら案の定、品ぞろえは変わらず。と思いきや1つのごちゃまぜ段ボールにエレクトロ35MCを発見。いやあ小さいなあ。汚い状態だがシャッターは下りるし、まあまあの状態。もちろん購入。いやあ寒い中働いた甲斐があった。帰って磨いてみた、写真は磨いた後。よう見るとレンズは小傷が多い。カビもある。前と後ろの届く範囲でガラスクリーナーで除去。まだ中のほうがカビてるのが見えるなあ...。でもモルト貼ってとりあえず1本撮ってみるか。それにしても小さくて質感よし。あ、そうそう他にリコーのスーパーショットを薦められた。でかくてゼンマイ巻き。初めて見た。これはかなり状態よかったが見送り。もったいなかったかな。

2008-12-20

クローズアップとリール



プロテクトフィルターと間違えて買ってしまったクローズアップフィルター。ミノルチナPにつけてみてピントが合うところを計ってみた。かなり狭い範囲でシビアなピント合わせが要求されるので、名札用のリール(巻き尺みたいなの)を取り付けてピントが合うところにホワイトマーカーで印をつけた。ピントリングで無限遠にあたるところと最短距離のところの2カ所。写すときにカチカチカチと引き出して合わせる。結果は上々。しかしファインダが真ん中ではないので構図決めは難しい。パララックスが大きい。

2008-12-01

ricoh 500G 修理2

500G。二重像がうまく動かないのを解決するべく、軍艦を開けることに。500Gはいわゆるモナカ構造のため、軍艦開けるには前面パネルを外す必要がある。

まず、鏡筒のシャッタースピードリングについている2つのツマミを外し、さらに絞りリングを外す。
次に前面パネル左右両側の革をめくり、その下にあるネジを2本ずつ、計4本はずす。その後、自動シャッターのレバーをかに目で外すと前面パネルが外せる。




前面パネルを外すと、上面のネジが全部顔を覗かせるので外す。巻き戻しの軸も外す。そして、巻き上げレバーも外すのだが、これが最大の難関だった。まず、巻き戻しレバー上面にカニメが見えるが、これは飾りカニ目であることがカニ目のあるアルミ板を破壊してからわかった。アルミも心もぐにゃぐにゃだ。このアルミ板をもぎ取ると中央にプラスネジが見える。これがぴくりとも回らない。ベンジンを垂らしてみた。ダメ。クレ556をちょっとだけ拭いて待ってみた。ダメ。ハンマーで衝撃を与えてみた。ダメ。しょうがないので、ライターでボーとしばらく炙って熱してから回してみたら、僅かに回ったので、そのままジワジワ回した。ジワジワの間ずっと力が必要だったが、何とか外れた。パーツを外していくと、最後にカニ目がもう1つあるので外す。



やっと、軍艦を覗いてみたら、やはり2重像用のガラスの板が外れている。さかさにするとカランと落ちてきた。


ガラス片をボンドでつけて、位置調整。縦方向の調整は下の写真の左右真ん中あたりに垂直に立つガラスのすぐ左に見えるマイナスネジで行う。横位置はフィルム室にある飾りねじを外すとその奥にマイナスネジがあるのでそこで。あ・2重像調整の前に前玉外した後なんで、一応オプティカルにピント調整を行った後に行う。



さて、ここで逆順に組み立ててみたら、分解前は正常そうに見えた露出計の動きが鈍い。シャッター付近で何か失敗したのだろうか。また、ついでに底板も開けたのだが、自動シャッターの機構の何かのバネが外れて、元の状態がわからんようになってしまった。まあ、それは使わんからええか。