2008-11-30

ricoh 500G 修理1

リコー500G。まずシャッターが開いてないようなので、羽根にアクセスするために鏡筒前側から分解。銘板外側の黒いリングをカニ目で外すと、CDSのくっついた銘板が外れる。距離合わせリングからの頼りないプラスチックのでっぱりが前玉を回転させているのが見える。


距離リングがプラスねじ3本で固定されているので外すと下の写真のようになる。3本のねじを受けていた軸が見える。このうち2本が前玉の回転を0.9m-無限までの間で制限しているのがわかる。これらをマイナスドライバーで外すと、前玉が指で外せる。前玉が抜ける位置にケガキで印をつけておく。左側の銅色の板の先っぽの下側にはベアリングのボールが1個入っているので注意。シャッタースピードのクリック感のため。


前玉を外したところ。下の写真では3本の軸受けをもっかい嵌めている。


3本の軸受けを外すと、シャッターリングが外せる。

中玉をカニ目で外すと、シャッター羽根がむき出しになるので、ベンジンと綿棒で掃除すると動作するようになった。しかしスローがおかしい(1/500くらいにしか見えない)ので、さらに3本のプラスねじを外すと、シャッター羽根が完全にむき出しになる。その右下あたりだったと思うが穴からベンジン攻撃してみたらスローも正常になった。

しかし、シャッター羽根が完全に丸見えの状態で、あほうなことにシャッターチャージ&リリースをテストしてしまった。羽根飛散。4枚の羽根部品のうちの1枚、左羽根と右羽根の間に入って干渉を防いでいたのではないかと思われる小片を紛失。残りの3枚を工夫して取り付けたら、まあ正常に動いてはいる。あ・そうそう、ここにも絞りクリックのベアリングボールがあった気がする。

接着剤 PitMulti2



乾くとネッチリ粘るゴムのようになって剥がすのも苦にならんということなので、カメラの革ビニル用に購入。140円くらい。トンボ製品。トンボのロゴっていつからこんなんになったんだ。80年代のリバイバルなのか、軽薄な印象だ。昔のトンボそのもののほうが断然よいと思うが。

minolta repo セレン->太陽電池

レポの露出計が動かないので「カン」で撮っていたが、ハンダ付けにもちょっと慣れてきたのでちょっとやってみようか、と。軍艦外してそれらしき場所にテスターを当ててみたが発電していないようなので、100円ショップの電卓のソーラーバッテリーを移植することに。


取り外したセレン。タイムスタンプらしき "38.9.27" という文字。1963年からの発売のようなので、"38" は昭和38年か。俺の生前のセレンだ。


太陽電池を極めてテキトーにハンダ付けしてみたところ。裸の状態だと、正常なミノルチナP と同じような感じで動く。これはラッキーだ。抵抗を挟んで試行錯誤しないで済みそうだ。セレン窓の透明版ごしでもほぼ変わらない。但し、セレンと透明版の間に黒い格子状のプラスチックパーツを装着すると動きが鈍くなったので、それは付けないことにした。


再組み立てしたところ。ちょっとだけ弱めな気もするが、まあどうせ「目安」だし。


太陽電池はセレンよりちょっと小さめ(高さはぴったり)だったので、黄色い配線が窓越しに見える。適当な黒い板を入れればよかった。それにカメラを振るとちょっと「カタカタ」という音がする。格子状の黒いパーツと押さえつけの銅板を入れなかったためか。その辺りだけ直してみるかなーと思いつつも、とりあえずフィルムを入れてしまった。ちなみにレポのフィルタ径は 25.5mm なので minoltina-P と同じものが使える。

2008-11-23

リコー500G


リコー500G。オークションで落札。間の抜けた呑気なデザインで気になっていたが、実際目の前に来てみるとピンとこない中途半端さ。でも期待の中心はその写り。この前のハイマチックCに匹敵する驚きを味わいたいもの。巻き上げ&シャッターの音はするが、シャッター不良、2重像ゆらゆら。電池室腐食。モルトは中途半端に残っておらず、掃除したかのごとく消失している。このちょうどいい消失(掃除?)はむしろありがたい。ボンドの跡は残ってるのでどこに貼るべきかは概ねわかる。

これは案外行けそうな気がしたのだが、カメラの神様はそんなに甘くないことをまた知る。

リコー ハイカラー レンズ移植

ハイカラーブラッキーに入手していた綺麗なレンズを移植してみた。リングを1つ外すとすぐ前玉を回転して外せる。移植後ピント合わせ。マスキングテープ貼ってその上にルーペをのせて遠くのマンションを見る。

左側の木は何かとというと...

このカメラ、バルブがないので爪楊枝でシャッター羽根が出てこないように押さえてる。爪楊枝で軽く羽根に触れながらシャッターを切り、ちょっと引っかけておいてそのままじわじわ開放まで開いて行く。開き切ったらテープで固定して、そっとピント確認。

2008-11-17

柳箸

レンズ掃除に柳箸。本で読んだことだが、柳箸とは?調べてみると雑煮食うときの箸。雑煮を食う椀は赤と黒があるがスタンダールとは関係ないと思う。京都人に言わせると、赤が男、黒が女用らしい。意外だ、そして余談だ。家にあるはずと探してみるとあったあった。これをナイフで削って、小さく切ったレンズペーパーを巻いてハイマチックCのレンズを拭いてみた。とてもいい。傷が付く気がしない。他のレンズも掃除したくなる。ミノルタレポを拭いてみた。こっちには「液体ガラスクルー - ふきムラなしでピッカピカ!たれずにふきとりカンタン!たっぷり500ml Johnson」を含ませて。自己責任。




2008-11-16

HI-MATIC C 修理2 カビ掃除

hi-matic C での撮影結果がモワーっとしているので、レンズのカビ掃除。
まず MINOLTA ROKKOR と書いてある銘板を外さないといけないようだ。相当考えたがわからない。そこでネットを見ると「ここはたんに接着されている」と書いてあるではないか。ちょっとベンジンを流してマイナスドライバでクニクニすると外れた。

次に上の写真の赤いカニ目を回してアルミの押さえつけリングを外す。鏡筒先端のアルミリングと言うのを破壊したことが2度ある。コニカAutoS1.6とNEW CANONET QL17のリングを破壊した。原因は力の入れ過ぎだ。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とかいう言葉を聞いた事があるが、アルミリングに関して俺は完全に愚者だ。まず力を入れないで回す。力ない愚者として回す。もしだめなら最初の一瞬だけ回転方向にだけ力を入れる。水色の3つのマイナスねじは外さないほうがよいと思う。そう気づいたのはかなり後のことだが、これを外して下手に動かすとピント調整が必要になる。前玉レンズと距離計を固定しているようなのだ。しかし、この後俺は外してしまった。

おさえリングを外すとASA/DINの目盛り板を外せる。そうするとマイナスネジ(赤丸のところ)が3本現れる。受光部の周りにラフに黒いつや消し塗料が吹いてある。マイナス3本を外す。


配線を切らないように気をつけながら、先端リング(天気マークが刻印してあるリング)を外すとレンズユニットを固定している3本のネジが見える。これを外すとレンズユニットが外せる。写真ではレンズユニット内側のネジも間違って外してしまっている。俺はいけないことをしてしまったようだ。しかしまだここではその重大さに気づいていない。


外れたレンズユニット。


透かしてみると立派なカビ(写真)。オキシドールで洗ったらまずまずの状態になった。ここでレンズユニットを改めて眺めていて、あの3本のネジを外した愚かさに気づいた。



レンズユニットを外したときの本体はこんな状態だ。


逆順に組み立てる途中でこまかい数々のトラップに嵌まったが、なんとか元通りに。デジカメで過程をメモしていてよかった。レバーの位置とかそういうのが動いてしまったときに役立つ。デジカメって素晴らしいなあ!さて、外してはならなそうなネジを外してしまう失敗があったが、なんとなく枯れつつもねっちりた昭和の生き残りボンドのお陰でそれほどピントはズレてはないと「思いたい」

minotina-Pフィルタ



新宿の中古カメラ店で 25.5mm のレンズフィルタ(SKY LIGHT)を見つけた。
「何に付けるの?」
「ミノルチナPが 25.5mm なんで」
「ちゃんと計った?」
「いちおうノギスで計ったきた」
文字で書くと伝わらないが、とても親身だ。
ということで購入。630円。
装着するとこんな感じ。満足。

2008-11-09

HI-MATIC C 修理

沈胴式コンパクトハイマチC。


モルト貼って、フィルムカウンターリセット不良、ファインダーガラス脱落を直して、さあオーケーと街へ出た結果がこれだ。4枚分の面積に24枚が撮影できる。ハーフ以上の経済性だ、これはいい、違う、何とかせねば。見ると、パーフォレーションを送る歯車が巻き上げに連動したりしなかったり。その軸にヒビが入っていて膨らんでフィルム室の内壁にひっかかってるような感じなので、やすりで削ってみた。回転はやや良くなったけど感光済みフィルムを入れてためしてみたらフィルムが送られたり送られなかったり。



どうも、巻き上げフリーにする底面のポッチを押した後が悪い。


軍艦開けたりしてみてみた。底面のポッチを押すと軍艦内の赤まるの中心の軸が突き出るのだが、普通巻き上げレバーで巻き上げるとこれが解除されて軸が下に落ち、十字の溝に金具が嵌まって、また連動できるようになるようだ。ここらへんの機構が動いてない。


底面のほうにバネでもあるんかな、と分解分解。


ハイマチCの前面パネルは底面まで回り込んだ独特の形&手触りだが、ウラはこんな感じ。それは余談だ。底面の内部を観察してみたが、いまいちわからんので、もう一歩踏み込む前に他のカメラを見てみたりしてひと思案。


あー!とわかったのが、フィルム室内部のパーフォレーションを送る軸。ヒビが入っていたヤスリで削った奴。他のカメラはこの真ん中あたりの溝にネジ頭が覗いていてスライドしているがそれが見えない。どうやら溝穴からネジが内部に潜り込んでしまっているらしい。ヒビが入っているのはそのためで、ミミズ腫れみたいになっている。軍艦甲板からペンチで軸を固定しながら歯車を回したら、「ぱちん」とネジ頭が姿を現した。フィルム送り快調。歓声、わーい。

minoltina-S 修理

セレンが生きている minoltina-S。シャッター不動、巻き上げ不良、モルト消滅。


まず、シャッター羽根の粘りかな、と前玉を外しにかかる。ROKKOR-QF とある銘板にカニ目があるので外すとこんな感じ。赤いマイナスねじ3本が見えるので外す。(水色のは外す必要ない)鏡筒先端のシャッタースピードのリングが外れる。レンズも外れるのでカニ目で外す。


これでシャッター羽根が露出するので、聖なる水ベンジンと綿棒で洗浄。鍵穴のクスリ吹く。これで羽根は動くようになったが巻き上げがロックされない時がある。いくらでも巻ける。ここで赤マルのネジ4本を外す。(水色のはさっきの外すことないネジがささるところ。間違えて外したところ)


シャッター速度設定に応じた動きを実現する鉄板が姿を表す。鉄板左上に並んだ穴は、シャッター速度(B->1/500)の1つ1つでクリック感を持たせるための穴。この鉄板は指でそっと外す。クリック感の穴に入るポッチが落ちやすいので注意。


シャッターの部品が姿を表す。シャッターチャージを手動でテストしてみる。まんなかを指で抑えながら、説明写真で赤く示したレバーをこれまた指で直接時計回りに回転させるとチャージ&ロック。シャッター下ろすとオーケー。なんだええやんか。でも巻き上げレバーからやってみるとロックされない。よく見ると巻き上げレバーの時のほうが回転角が小さいみたい。巻き上げがちゃんとここに伝わってないということか。巻き上げがどこから伝わってくるのか観察した結果、底板を開けることに。


底板を開けてみたところ。巻き上げを鏡筒まで伝える、左右に伸びた細長い鉄のバーが見える。その中程のネジでバーの長さを調整できそうだ。これかあふふふ。これを緩めてバーが短くなるように調整して締め直す。結果、巻き上げ快調。逆順に組み立て直して、モルト貼り直し、2重像調整をして歓声、わーい。