沈胴式コンパクトハイマチC。
モルト貼って、フィルムカウンターリセット不良、ファインダーガラス脱落を直して、さあオーケーと街へ出た結果がこれだ。4枚分の面積に24枚が撮影できる。ハーフ以上の経済性だ、これはいい、違う、何とかせねば。見ると、パーフォレーションを送る歯車が巻き上げに連動したりしなかったり。その軸にヒビが入っていて膨らんでフィルム室の内壁にひっかかってるような感じなので、やすりで削ってみた。回転はやや良くなったけど感光済みフィルムを入れてためしてみたらフィルムが送られたり送られなかったり。
どうも、巻き上げフリーにする底面のポッチを押した後が悪い。
軍艦開けたりしてみてみた。底面のポッチを押すと軍艦内の赤まるの中心の軸が突き出るのだが、普通巻き上げレバーで巻き上げるとこれが解除されて軸が下に落ち、十字の溝に金具が嵌まって、また連動できるようになるようだ。ここらへんの機構が動いてない。
底面のほうにバネでもあるんかな、と分解分解。
ハイマチCの前面パネルは底面まで回り込んだ独特の形&手触りだが、ウラはこんな感じ。それは余談だ。底面の内部を観察してみたが、いまいちわからんので、もう一歩踏み込む前に他のカメラを見てみたりしてひと思案。
あー!とわかったのが、フィルム室内部のパーフォレーションを送る軸。ヒビが入っていたヤスリで削った奴。他のカメラはこの真ん中あたりの溝にネジ頭が覗いていてスライドしているがそれが見えない。どうやら溝穴からネジが内部に潜り込んでしまっているらしい。ヒビが入っているのはそのためで、ミミズ腫れみたいになっている。軍艦甲板からペンチで軸を固定しながら歯車を回したら、「ぱちん」とネジ頭が姿を現した。フィルム送り快調。歓声、わーい。
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