2010-03-17

KALLOFLEX

KALLOFLEX(カロフレックス)。それはコーワの二眼レフ。

こりゃほんま動くんかな動いたら幸運くらいの感じで。届いてみるとドロドロの汚れ。タバコのヤニと埃がすごかったが、丹念に拭いていったら、かなーりきれいになった。レンズもドロドロだったがこれも慎重に掃除。テイクレンズの前玉にはそれなりの傷があるが、まあ写りを楽しめるレベルなんちゃうかな。シャッターが粘り気味だったんで、前から攻めようとしたがガタパチャ(というんかな、この革のようなものは)がきれいにはがせそうにないんで、後玉を外してベンジンと鍵穴のクスリで整備、復調。しかし高級機だけあって、作りがしっかりしている。安心感のある操作感、素晴らしい。正確さを感じさせるカチカチカチと歯車の音がする巻き上げ。デザインも柔らかい感じ、且つすっきりしていて好感。全体に他の二眼より小さく感じる。よいデザインのものは実物見ると小さく見える、という法則どおりか。金閣寺の実物は大きく見えるが、銀閣寺の実物は小さく見える。奈良の大仏は大きく見える、カロフレックスは小さく見える。レンズはコーワの誇る解像のプロミナー。フィルムのカウンタが右肩のエッジのあたりの小窓にある不思議。巻き上げクランクとピントノブが同軸になっているのも不思議。ファインダも見やすい。このかつての高級機、安心して使い倒せる奴になると嬉しいんだが。

1 comment:

Anonymous said...

お、ついに手に入れたか。カロフレックス。そうか。国産二眼の高級路線にはこれもあったな。コーワの二眼、どんな写りになるんやろなあ。こりゃかなり楽しみ。